ディセンバー’キム・ジュンス公演にオペラグラスを持つ理由[公演レビュー]ミュージカル天才の繊細な感情演技をディテールに楽しむ

  29, 2014 01:56
ディセンバー’キム・ジュンス公演にオペラグラスを持つ理由[公演レビュー]ミュージカル天才の繊細な感情演技をディテールに楽しむ
2014-01-28午後2:12:00イウォンジョン記者の記事さらに見る



故キム・グァンソク誕生50周年記念創作ミュージカル‘ディセンバー:終わらない歌’が彼の追慕熱気とともに粘り強い興行街道を走っている。 キム・グァンソクの歌で構成して作ったジュークボックス ミュージカルであるこの作品は20年余りを行き来する胸ときめくラブストーリーで綴られた。

特に主人公‘ジウク’役で出演中であるキム・ジュンスの熱演が連日ファンたちの涙腺を刺激している。 キム・ジュンスの公演で何より目を引くのは唯一オペラグラスや望遠鏡を手に持った観客をたくさん見ることができるという点。 これは公演会場が世宗(セジョン)文化会館という大韓民国最高の劇場であるためだけではない。

もちろん、自身が好むスターの一挙手一投足をもう少し詳しく覗いて見たい‘ファン’も作用するだろうが、観客が多少の不便であってもオペラグラスを手に握る理由はキム・ジュンスの繊細な演技をよりディテールに観覧したい心からだ。




キム・ジュンスのしっかりとした演技は初めての場面から確認される。

屋上に上がってギターを爪弾きながら作曲するシーンで彼はギターを演奏してオーケストラの伴奏と合わせる。 コードとアルペジオ奏法などあたかも実際に演奏するような錯覚になるくらいに実感できる。 以前ミュージカル‘モーツァルト!’でピアノ伴奏場面を現実感のあるように演技して周囲を驚かせた当時と同じだ。 このような姿はややもするとわずかだと考えることができるが、それだけ演技に誠実に没頭していることを反証する。

キム・ジュンスのリアクションは劇の可能性を高める装置になったりもする。

劇中‘イヨン’と初めて会う場面で“明日また会えるの?”としてオーバーなアクションでギターを弾く姿はふとオーバーのように見られるが、相手が‘ジウク’に好感を持って笑うことができる連結の輪となる。 これは1幕ずっと明るくて、快活な‘ジウク’の姿を説得力あるように説明する。

キム・ジュンスの熱演は小さい場面も休んでいかない。 1幕終盤部学内に押しかけた警察を避けて建物階段に避けるシーンで彼の目つきはそれこそかなりおびえた切迫して緊張した姿だ。 回転舞台で急で差し迫ってなされる演技ので刹那の瞬間に行き過ぎてしまうが、オペラグラスを通して見せられる彼の実感演技は鳥肌を出るようにする。

2幕で‘ソンテ’ ‘ヨイル’と汝矣島の一杯飲み屋で会って懐抱を開く場面でも回転舞台が客席の視野で完全に消える時まで‘ビンラッパ’を吹くなど彼の細かいリアクションは続く。 相手俳優との演技呼吸のために息のインターバルまで徹底して計算するのがキム・ジュンス リアクションの長所だ。

絶頂は死んだ‘イヨン’の幻影と再会してナンバー‘とても辛い恋は愛ではなかったことを’を歌う1幕最後のシーンだ。 ‘イヨン’が普段好んだコーヒーをえげられないとすぐにしくしく泣いて嗚咽する場面は以前の‘ジウク’とは全く相反した姿を演出して観客の感情をそのまま移入させる。

胸を握りしめて歌う彼は客席でも広々と見える程涙でぼろぼろになって成し遂げることのできない愛の切なさを吐き出す。 こん身を込めた演技には恐ろしいほど強いキャラクター集中力が含まれている。 悲しみに抑えがたくて泣き叫ぶ彼の声には観客の感情を一箇所に凝集させる力がある。

息まで邪魔になりそうな緊張感あふれる舞台が終わって、その最後の残響まで余韻で感じたい頃、公演会場の火が一つ二つつく。 だが、歌が終わって拍手喝采と歓呼が続いても観客は公演会場の火が少しでも遅くつくように願うだろう。 自身の涙が隣の人に見つけられないように。

いつのまにかミュージカル デビュー4周年をむかえたキム・ジュン随意(獣医)深みある感情演技を満喫したいなら多少足手まといでもオペラグラスを推薦する。 ミュージカル‘デセンバー’は来る29日までソウル公演を継続して、2月と3月には釜山(プサン)と大邱(テグ)で観客と会う予定だ。

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